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避難器具の設置

火災が発生したときに外部に避難するための器具が避難器具です。避難器具には、避難はしご、緩降機、滑り台・滑り棒、避難橋・避難用タラップ、救助袋などがあります。避難はしごは避難器具としては基本的なものです。使用方法により、固定はしご、立てかけはしご、つり下げはしごに区分されます。建物の4階以上に設置する場合には、バルコニーに金属製の固定はしごを設置することが設置基準で定められています。降下口が真下の階の降下口と同じ位置にならないよう、千鳥配置にしなければなりません。緩降機は降下速度が一定の範囲に調整されていて、使用者が他人の力を借りずに自分の体重によって降下できる器具を指します。滑り台はその名の通り、建物に固定された滑り台を設けるもので、最近は幼稚園などでよく設置されています。安全性が高いので2階から10階までの各階間の利用が認められています。病院などでも使用でき、短期間で多くの人が避難できるのも利点です。

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避難器具:滑り棒・避難ロープ

滑り棒は垂直に固定した棒を滑り降りるタイプの避難器具です。降下のスピードが速いので、迅速に非難ができますが、危険も伴います。2階からの避難のみに使用できますが、病院などの建物には設置することができません。避難ロープは上端部を固定して吊り下げたロープを使用して降下するもので、使用の際の急激な降下を防止するために、ロープの一部に滑り止めが施されていたりします。これも2階からの避難に限り認められるもので、病院などの建物には使用できません。避難用タラップは可動式の鉄製階段です。すえつけの階段ではないので、安全面に注意する必要があります。3階、2階および地下階にのみ設置することが可能です。滑り止めをつけること、高さ4メートル以内ごとに踊り場を備え付けることなどが設置基準として義務付けられています。

避難器具:救助袋・避難器具専用室

避難橋は建物と建物との間を連絡する橋の形をしたもののことを言います。はじめから両側を固定して常に使えるものと、使用時のみ架けることができる移動式のものもあります。それぞれの建物の所有者が協力することが必要で、建物の構造にも左右されるので、条件が揃わなければ設置することが困難です。救助袋は使用の際に垂直または斜めに張って、袋の内部を滑り降りるもので、袋状の滑り台のようなものです。垂直式は斜降式に比べると場所をとらず、迅速に避難できるメリットがありますが、スピードが出てしまうので、安全の確保に工夫がなされています。2階以上の階に設置するのに適していて、滑り台と同じく、病院などでも使用できます。地下階には避難器具専用室を設けることがあります。地下階は避難器具の適当な取り付け場所を確保することが難しく、その対策のひとつとして避難器具専用室が用いられるのです。

避難器具