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口臭と胃腸の関係

「胃の調子が悪いと口臭がする」と言いますが、実際に胃の調子は口臭にはそれほど関係しません。食道と胃の間には、胃に入った食物や消化液の逆流を防ぐ「噴門部」があり、食物が通過するとき意外は括約筋で閉じられているからです。例外として、胃ガンの場合や、胃の調子が悪い時に舌の表面に「舌苔」という白い苔のようなものができて、それが口臭の原因となる場合、胃の不調で唾液の分泌が少なくなり口臭の原因になることはあります。主に口臭の原因となるのは腸の不調のほうです。どんなに歯を磨いても口臭がおさまらない、口臭だけでなく体臭や便臭などもする場合は、腸が臭いの原因である可能性が高いくなります。腸内環境が悪化すると、善玉菌のビフィズス菌が減ってきて、悪玉菌が増えてきます。腸の中でまだ消化されていないたんぱく質やアミノ酸が悪玉菌によって分解されると、アンモニアなどの強い臭気を持つガスに変わります。これらのガスは、腸管から吸収されて、血管から血液に入り、全身をめぐって口臭や体臭の原因になるのです。口臭は肺に到達したガスが呼気といっしょに出てきたものですから、歯磨きをいくらして口臭が改善できないのも当然です。

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腸内環境改善で口臭予防

腸内環境を改善することが口臭の解消につながることがわかりました。それでは実際にどうすれば腸内環境を改善することができるのでしょうか?善玉菌として広く知られている腸内細菌がビフィズス菌です。実際にビフィズス菌は腸の中にいちばん多く住んでいる善玉菌で、その数は腸内全体の菌の10〜20%を占めます。このビフィズス菌を増やしていくことが、腸内環境の改善につながります。まずは、ビフィズス菌の餌になるオリゴ糖を摂取しましょう。これは野菜や豆類、乳製品などに含まれます。次に、ビフィズス菌の増殖を助けるものを摂ります。これは納豆菌や乳酸菌で、納豆やヨーグルト、漬物などに含まれます。そして、食物繊維を摂って、ビフィズス菌の育つ環境を作ってあげましょう。逆の視点で見てみると、悪玉菌を増やさないという考え方もあります。悪玉菌にとって最良の栄養分はたんぱく質と脂肪です。肉や脂っこい食事は控え、欧米型の食事よりも和食にするように心がけましょう。

植物性乳酸菌で口臭対策

ここで、今話題の植物性乳酸菌に注目してみましょう。腸内善玉菌・ビフィズス菌の増殖を助ける乳酸菌には、動物性乳酸菌と植物性乳酸菌の2種類があります。乳酸菌は、糖を発酵させ、乳酸などの有機酸を生成する菌で、植物性乳酸菌は植物の持つさまざまな糖分を栄養源にしています。漬け物などの植物性発酵食品に含まれており、チーズやヨーグルトに含まれる動物性の乳酸菌に比べ、栄養バランスが悪く、刺激の強い、過酷な環境でも生き抜くことができるという特徴を持っています。私たちのいちばん身近な植物性乳酸菌を含む食品は、日本の伝統食である味噌と漬け物です。日本人は昔から植物性乳酸菌を上手に摂取してきました。日本の伝統食を見直すことが、腸内環境改善への最短距離、口臭改善の最短距離なのかもしれません。

口臭と胃の関係